現在も発掘調査が行われている、新約聖書に登場する町ベツサイダの遺跡について

   

 

イスラエル北部のガリラヤ湖から北に1.5kmほど離れた場所に位置するエッ・テルに、新約聖書に登場する町ベツサイダとみられる遺跡が存在する。
ベツサイダはイエス・キリストの弟子アンデレ、ペテロ、ピリポの故郷であり、この町でキリストは、盲人の目を治す、五つのパンと二匹の魚を増やし五千人の人々に食べさせる(五千人の給食)、という二つの奇跡を行った。
しかし一方で、多くの奇跡と宣教を受けたにも関わらず、町の住民が不信仰であったため、イエスから叱責を受け呪われたという。

Credit:Pen News

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ベツサイダは、「漁師の家」と言う意味であり、聖書では、ベツサイダには船で行くことが出来る、と記述されている。
しかしエッ・テルにある遺跡は、ガリラヤ湖から1.5kmも離れた場所にあるため、船で行くことは不可能である。
一見聖書の記述と矛盾しているように思えるが、考古学者によれば、古代のガリラヤ湖は今よりも水位が高く、当時は町のすぐ近くにガリラヤ湖が存在していたと説明する。
その証拠に、遺跡からは漁の道具も発掘されている。

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4世紀ごろにはこの町は廃墟と化してしまい、そのまま地中に埋もれてしまったという。

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