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【魔女狩り】ノース・バーウィックの魔女裁判

   

 

ノース・バーウィックの魔女裁判は1590年から2年に渡って開かれた魔女裁判である。
これはスコットランドで行われた最初の大規模な魔女狩りであった。

Credit:wikipedia(画像)ジェームズ6世

事の発端は1589年、スコットランド王ジェームズ6世(後のイングランド王ジェームズ1世)が、花嫁のアン・オブ・デンマークを迎えに行くために、スコットランドからデンマークのコペンハーゲンに向けて出航したことであった。
その帰りの航海の中で、船が嵐にあって沈没寸前の被害にあうという事態が発生する。
船員は、この嵐は魔女のしわざに違いないと考えた。1590年7月、デンマークで魔女裁判が開かれた。その容疑は、航海を妨害するために魔術を使って嵐を起こし、また悪魔をその船に送り込んだというものであった。
9月には、2人の女性が魔女として火刑に処された。

この知らせを聞いたジェームズ6世は、スコットランドでも魔女裁判を開くことを決めた。100名以上が告発され、ノース・バーウィックの教会でサバト(魔女の集会)を開き悪魔を召還したという罪をきせられた。

Credit:wikipedia(画像)悪魔に会うノース・バーウィックの魔女達

告発された人物の中には、助産師アグネス・サンプソンがいた。彼女は無実を主張したため、「スコールズ・ブライドル」と呼ばれる拷問具を頭に着けられた状態で独房の壁に固定され、眠ることを許されないという拷問を受けた。

Credit:wikipedia(画像)スコールズ・ブライドル。口に押し込まれた鉄枠が舌を圧迫する仕組み

拷問に堪え兼ねたサンプソンはついに、ジェームズ6世の前で、200人の魔女と共にサバト(魔女の集会)を開いたことを認め、処刑された。
他にも、無実を主張した者達は皆激しい拷問を受けたという。

Credit:wikipedia(画像)ジェームズ6世の前に跪く魔女の容疑をかけられた人達

一説によれば、スコットランドでは1560年から1707年の間に、約3,000から4,000人が魔女として処刑されたという。

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