「カジュラーホーの建造物群」のラクシュマナ寺院に残る彫刻

   

 

エロスを探求した古代インドの経典「カーマ・スートラ」には88手の体位や変態性欲等、性愛に関するあらゆる事柄が記されていることで有名だが、インド北部にあるラクシュマナ寺院には、まさにその「カーマ・スートラ」を具現化したような世界が存在する。

ラクシュマナ寺院は、インドの小都市カジュラーホー(カジュラホとも表記)に位置する寺院である。10世紀前半、チャンデーラ朝のヤショーヴァルマン王によってヴィシュヌ神に捧げる宮殿として建設された。
当時カジュラーホーには、他にもヒンドゥー教の寺院や、ジャイナ教の寺院が建立されており、その数は80以上にも及んだとされるが、今日ではそれらの多くは破壊されてしまい、現存するのは25の寺院のみである。なお、それらはカジュラーホーの建造物群として世界遺産に登録されている。

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(画像)ラクシュマナ寺院

ラクシュマナ寺院は、その中でも最も古くに建てられた寺院の一つでありながら、その精巧な装飾が良質な保存状態で現在に残されていることで名高い。
その建築形式としては、幅26m、奥行き40m、高さ2.7mの基壇の中心に、本堂が東向きに建てられており、基壇の四隅にそれぞれ副次的な堂が建てられている。本堂の高さは23mである。
基壇の側面には、チャンデーラ朝時代の日常生活や性愛、戦争等をテーマにした彫刻が施されており、参拝者はこれを時計回りに周回しながら観覧する。基壇の階段を上ると、数多くのシバやガネーシャ等のヒンドゥー教の神々や、性行為を行っている男女の彫刻(ミトゥナと呼ばれる)が見られる。
以下がその彫刻の数々である。

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(画像)性行為を行っている男女の彫刻(ミトゥナ)

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(画像)男女が乱交している様子

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(画像)中には馬と性交しているものまで・・・

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(画像)ヒンドゥー教のガネーシャ神

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(画像)本堂に祀られているヴィシュヌ神

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